「池坊短期大学化粧文化研究センター」

第二回シンポジウム開催

 去る１１月１１日（日）、本学内こころホールにおきまして、池坊短期大学化粧文化研究センター第２回シンポジウムを執り行いました。当日は天候不良にも関わらず、会場には本学の学生を始め、一般の多岐の分野にわたる方々にも足を運んで頂きました。

 

 今回のシンポジウムは、石川陽子先生（株式会社丸善メイクアップアーティスト）とのりづきとしえ先生（大阪芸術大学講師）をお招きし、「ヘア＆メイクとコスチュームのコラボレーション　オペラ椿姫におけるタイムデザイン」と題し、ヘアメイクとコスチュームでオペラ「椿姫」のヒロインを再現するデモンストレーション形式で執り行いました。

 

　

 

 本学在学中の３名の学生モデルが、椿姫のそれぞれのシーンに合わせた衣装を身にまとい舞台に登場致しました。その後舞台上では、石川先生の手によりそれぞれのシーンに登場する椿姫のヒロイン、高級娼婦のヴィオレッタの姿をヘアメイクで再現して頂きました。技術に合わせて石川先生より、舞台でのメイクアップの知識、テクニック等の解説や施術方法が紹介され、またのりづき先生からは、舞台衣装の役割や技術的な解説がなされ、舞台美術における表現者としての役割をそれぞれの立場でお話頂きました。

 

　

 

 そして会場は瞬く間に椿姫の舞台のように、華やかなヴィオレッタからもの悲しいヴィオレッタの姿を描き、まるで劇空間の中にいるような雰囲気を感じ取ることができました。視覚的にも聴覚的にも大変充実して頂けるシンポジウムとなりました。

 

 

今後も当研究センターでは、産官学地域連携を目指して、社会に寄与できるよう化粧文化に関する取り組みを続けて参ります。

最後に、当シンポジウムを開催するにあたり、御尽力頂きました関係各所の皆様に厚く御礼申し上げますと共に、当日ご来場いただきました皆様に深く感謝申し上げます。

本当に有難うございました。