祇園祭のクライマックス山鉾巡行を１７日に控え、宵々山、宵山にあたる７月１５日（日）、１６日（月）に祇園祭協賛　池坊学園「花きらきら」が開催されました。

「花きらきら」は鉾町に位置する本学園が、地域の一大イベント“祇園祭”の協賛イベントとして毎年全学を上げて実施するものです。

本学園の学生華展「花きらきら華展」、華道家元池坊次期家元 池坊由紀様の作品の展示、華道教員合作の大作「華屏風」、浴衣姿の学生がおもてなしをする「花きらきら茶会」、池坊文化学院生による池坊学園オリジナルのお囃子「華囃子」、チャリティーバザーなど、盛りだくさんの内容で来場者の方々には楽しいひとときを過ごしていただけたことと思います。

今年は台風の影響で初日の開催が危ぶまれましたが、１５日には雨も上がり時折青空ものぞく中、暦の巡りの良さから入場者は二日間で約７５００人を越え、特に華展やお囃子の演奏には毎年来場してくださるお客様もいらっしゃり、祇園祭期間中の鉾町のイベントのひとつとしてすっかりおなじみになりました。お茶席では、祇園祭のならではの「コンチキチン」の鐘の音と華屏風の風鈴の風情を楽しみながら、お抹茶を味わっていただけました。

華展の受付やお茶会の手伝いや囃子方として参加した学生も普段の学生生活では味わうことができない経験をして、活き活きと自分の役目を果たしてくれました。

特に今年は、例年以上に多数の学生の参加を募り、２００人以上の学生が「花きらきら」に参加してくれました。伝統文化を継承すること、お客様をおもてなしするということなど本当にたくさんのことを学んでくれたことと思います。また本年度は花きらきら華展での来場者による人気投票を行い、投票は２，０００票を越え、池坊短期大学より上位３名、池坊文化学院より上位３名が表彰されました。

本学園の学生と教職員が一致団結し地域の方のご協力があってこそ実施できる「花きらきら」。鉾町の一員として、そして高等教育機関として地域との連携の大切さを肌で感じることができた２日間でした。

最後になりましたが、今回の「花きらきら」を実施するにあたりご協力いただいた方々、また、お足元が悪い中来場して下さったお客様に対し学生、教職員一同、心より御礼申し上げます。